ガレットのあとは?
報恩寺さんでのイベントの続きです。
メリメロさんのガレットでホッコリ満足したあとは、仏人シンガーソングライター登場です。
前説。
演者さんについて、ほぼ何も知らずに座っていて、これから何が起こるかわかっていませんでした。
リュドヴィック・べー・アーさん。
フランス、ブルゴーニュ地動出身のシンガーソングライター、ギタリスト。
一曲一曲。その作品のテーマや生い立ちについて、けして流ちょうとはいえない日本語と手振りで丁寧に紹介される。それがじわり染み入ってきて、そこから楽曲がはじまる。
最初の曲。
「愛犬を亡くし、森に埋葬したときにつくった」
「つまり、彼は森で生きています」
などと語かけられ、静かにギターが響きました。
当然、私の意識は5年前へと。
愛犬てんを山に還したあの日。スコップの手触り、土のにおい。
ジャンルとかわからないけれど、脳裏の回想とよくリンクして胸が熱くなりました。
彼は時折、風のうなりのようなのを発しそれがまた泣ける。
一曲目で完全にぶちのめされて号泣していました。
言葉がわからないから、わかることがあるのかな。
終わってから少し話してサインもらいました。
良質な音楽、フィーリング、美味しい料理、それらを大切に暮らしてください。みたいなことを話しながら書いてくれました。翻訳アプリ使えばいいのだろうけど、いまはそっとしておきたいような。
いやはや。本当にいい時間を過ごしました。
ありがとうございました。
まさに大地の癒やし。
またどこかで彼の演奏を聴けますように。