おかげさまで、今年も新蕎麦を打つことができました。
誠にありがとうございます。
「こんなに違うんやなあ!」
先週、新蕎麦で「初そば湯」をつくっていた娘がこうつぶやきました。
これまでにも似たようなやりとりをしているはずですが、今季のは妙に心にのこり、「新蕎麦」を介した嬉しい共感でした。
昨年は「そば打ちフォーム改造」、今年は「そば打ち体力増強」と、それなりに課題をもって向き合ってきました。
技術はさておき(←さておくな)気力みなぎらせて新蕎麦を迎えました。
よく「そば打ちは奥が深い」などと色々なところに書かれていますが、いつまたっても基本的なところを悩みながらの「新蕎麦」との対峙。しびれるものです。
薄く延して、細く打つ。
今期もこれをつらぬきます。
今年もよろしくお願いします。
いつもさらりと2枚食し、言葉少なにお帰りになるお客様。
誓って何ら忖度などせずに、今年はその方に今季初のお蕎麦をお出ししました。
お帰りの際、「新蕎麦」のことをお話するつもりが、何かそうならず、いつもとかわらず、一言二言猫の話題など交してから、トラをそっとなでて静かに帰っていかれました。
新蕎麦がどうのこうの超越のオーラ。
かっこいいな。との思いでお見送りしました。
あんなオーラまとえるように精進しなきゃです。
無理ちゃう(トラ談)。
なんか言うた?(フクちゃん談)。