おかげさまで無事越冬。今季もめでたく春をむかえることが出来ました。
ありがとうございます。
今年も又兵衛は大いに花を咲かせ、Uda に感動を響かせてくれました。
「10回目の春」ということで、それなりに期するものもありましたが、「ダア~~」と忙しくなりてんてこ舞い、感慨にふける間もなく過ぎゆきます。
そんな中。蕎麦打ちに関し、いくつか試したいことが急浮上し果敢に攻めることに。特筆すべきはこれ。
「駒板の押さえ方を変えた」
20年、なんの疑いもなくやってきた型を「ん?」って感じで見直し、なんかしっくり。
まさに灯台下暗し。
こね方も一工夫(ないしょ)。
十割を、薄く延し、長く、細く打つ。
「好みがわかれる」などと書きこまれたりしますが、当然そんなこと百も承知で、わざわざ工程の多いこの道をノロりと歩いてきました。
このところ、好みドンピシャの方との出会いが増えてきているような。
あの瞬間の、嬉しいこと。
ただ、来年で還暦。体力がいつまで続くかわかりませんねえ。
楽観的に考えても、そう長くはないでしょう。
気になる方ははやめに食した方がいいですよ(笑)
トラ&フクちゃん。
宇陀での最初の春は赤ちゃんだったのに。つまり彼女らもももうすぐ10歳。
貫禄でできて、はやいものです。
宇陀で開店したのは、9年前の今日。
4月14日。
前店の看板犬、「てん」の誕生日にあわせて のリスタートでした。
「又兵衛の開花にあわせて、もう少しはやくオープンしたら?」
とかご助言ありましたが、準備が整ってなくて。そう意図せずこの日になったのです。
が、あの年は開花が遅れて……。
以降、又兵衛のパワーをこれほどみせつけられることになるとは、まったくの想定外。2キロ向こうの桜なんて、当店に何ら関係ないだろうと思ってたんですよねえ。無知にもほどがある(汗)。
ありがたく、そして揺さぶられ、鍛えられた年月でした。
さて、蕎麦屋をはじめて20年。
やりたいことが山ほどあっていささかキャパ越えですが、とりあえず今宵ははユルリと振り返りながら、純米酒などかたむけようかと思います。
てんとともに。
あ、あいつは日本酒嫌いやった……。








